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FT-817用Li-IonBatterySystem MB-817
 充電回路とバッテリー保護回路で安全対策

特徴 使用方法 安全対策 バッテリーの寿命 仕様
   

温度ヒューズとバッテリー保護基板,温度検出サーミスタ(裏)
このあと温度ヒューズは熱的結合され全体が絶縁包装されます

 バッテリーは世界一の信頼を得ているパナソニック製18650を使用しています。某国製のLi-Ion電池を使用すれば、コストは10分の一ほどになりますが、安全性と寿命を考慮して敢えて高価なパナソニック製を選択しています。
 電池と一緒にシュリンクされるのが、バッテリー保護基板です。保護基板は、電池が廃棄されるまでの間、常に電池を監視しています。①出力短絡検出時に出力停止 ②過電流検出時に出力停止 ③電池電圧バランス異常時に充電停止 ④高温検出時に温度ヒューズ溶断 ⑤充電温度を充電基板へ送出 機能があります。

電池とリアパネルの間にあるのが充電基板です
 充電時、充電基板は充電開始電圧に達しているかを先ずチェックします。万が一(長期間使用されなかった場合)この電圧以下だった場合は、微弱電流で電池を一定時間充電して使用可能かどうか判断します。充電開始電圧に達している場合は、定電流(CC)充電が始まります。充電中は常に電池温度を監視し、異常が温度上昇を認めた場合は、充電基板に信号を送り、充電を中止しLEDはエラー表示することになります。無事、充電が終わりに近づくと充電は定電圧充電(CV)となり、電池をいたわりながら満充電に近づけていき、満充電状態になったところで充電を停止します。何らかの理由により、規定時間を超えても満充電状態にならない場合は、充電基板のタイマーが働いて充電を停止させます。